【レビュー】雀魂

 

マスター、優しいんだよね。

■タイトル「雀魂」

■2013年 オリジナルビデオ

■奥渉監督

■74分

今年6月に撮影された「麻雀モノ」が10/2にリリースされております。

今回のタイトルは「雀魂」。

オリジナルビデオで淺野氏がご出演されている「麻雀モノ」は最近のもので、本作品が3つ目となります。

「雀妃」「雀闘」→「雀魂」です。

だいたい雀荘のマスターやってますが、今回も雀荘のマスターです。

これで「オリジナルビデオにおける麻雀モノのマスター」は淺野氏が不動の地位を獲得したと言っても過言ではないでしょう!以前にも増して「麻雀好きなお客様を暖かく見守るマスター」っぷりが遺憾なく発揮されておりました。

雀荘にバイトに来てるヒロインの女子大生・葵ちゃん(二宮ナナさん)の相談にも優しくビシっとのります。

え?この人差し指の立て方はもしかして…

 

はい、そのとおりです。常連客「神野」さんが時々神之真券で「信念」やるときのポーズ…あ、ハナシが逸れました。

 

稲葉凌一氏演じる「神野」さん、毎度呑んだくれては店で寝てます。そんな彼に「ったくしょうがないなぁ」と言い乍らも優しくタオルケットをかけてあげるマスター。包み込むような優しさです。神野氏&マスターだけ切り抜いてBL二次創作ができちゃうかも知れないくらい、神野さんもマスターに悪態つきながら甘えてます。

あまりひどいときはビシッと叱ります。そろそろ堪忍袋の緒が切れそうな感じ。でもあくまでもお客様ですから、嗜めるように叱ります。長年の客商売をしている方にとっては当然の対応ですが、そんなふうにナチュラルな感じで叱ります。

 

しかし神野さん、実はとても凄い雀士なことが明かされます。

 

で、葵ちゃんは「父親に麻雀で勝つか、対戦相手に麻雀で勝つかしないと、好きな人と結婚出来ない」という厳しい境遇にいます。かわいそうですね。よって、彼氏と結婚できるようにと神野氏を師匠に、麻雀特訓をします。四人でやるから、もちろんマスターも打ちますよ。そこそこ上手い感があります。

 

ということで麻雀対決です。

左手背後には葵ちゃんご両親(森羅万象氏&宮本眞弓さん)、そして右手には神野さん&マスター。

 

このシーンではないですが、森羅万象氏が「ロン」と云うだけで、画面いっぱいに何とも云えない悔しさだのムカつきだのが滲み出ます。安定の万象さん芝居です。

 

神野さん&マスター、心配そうに勝負の行く末を見守ります。

ここだけ切り抜くとなんか物凄くBL本チックですが(笑)

 

思いやりや優しさからストレートに心配するマスターと、勝負の行く末やいろんな状況を噛み締めて勝負を見守る神野さんの対比が出てて、なかなか良いシーンです。

 

前述のとおり雀荘マスター三作目ということもあってとても居心地の良さそうな雀荘経営をしているマスター感は十分に出ていました。顧客、従業員への対応も、過剰なところなく、さりげなくフォローする感じの、まさにステキなマスターでした。「でもこの人、ちょっとつっついたらお茶目なところあるんだろうなぁ」って雰囲気もありで。

勝負の行く末が本当に心配で思わず神野さんから「もらい酒」して不安をまぎらわそうとしているところとかね。

 

只今絶賛リリース中です。

あらすじ、鑑賞などはこちらからどうぞ!

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