【レビュー】わるいおんな
■城 定夫 監督
■2014年11月5日リリース
■潤一郎氏 as 逃亡殺人犯人・三好哲也
鉄板なワル役です。
そして久々にカラミのシーンもありますよ。
■あらすじ
東京でキャバクラ嬢をやっていた麻衣は、ホストに騙されタチの悪い街金から金を借りたのが運のつき、借金はあっという間に数千万に膨れあがりソープに沈められてしまう。そんな彼女を助けたのが客として来た寛多であった。寛多が麻衣の借金の肩代わりをする条件は、田舎で農業を営む自分の嫁になってほしいというもの。麻衣は寛多の申し出を受け入れたが、もともと東京で派手な生活を送っていた麻衣にはこの生活がすぐに飽き足りないものになり、様々な村の男たちと不貞の関係を結んでいく。この事があってからあれほど穏やかだった寛多は人が変わった。蔵に麻衣を閉じ込め、頑強な錠をかけてしまう・・・。
・・・ということで、麻衣が閉じ込められた蔵に潜んでいた逃亡殺人犯なのです。
隠れさせてもらってるのに顔で威嚇してます。
まぁ、同じ匂いのする者同士、そんなにいがみあったりもせず、麻衣ちゃんが監禁のお供にもらった握飯を三好に与えるのです。
ちゃんと傷の手当までしてもらってるし。やさしいね。
かくまって(寝かせて)もらって、お腹を満たしてもらったら、次は・・・
誘われて・・・
いいですね、おとこのひとの、いくところ。
まぁ、男性からすれば女性の人のいくところのほうがいいのかも知れないですけど、
女性からすれば、おとこのひとのいくところは、とてもいとおしいのです。
そういうところもちゃんと見せてくれたので、うれしいっていうか。
飯にがっついて喉詰まらせて、両手で水筒の飲み物飲んでるんだ。
わるなのに、こどもっぽいよ。
でも、逃亡中だから、サツの追っ手がどこまで来てるのか気になるよね。
すんごい古いラジオもって情報収集に励んでいるよ。
情報機器がどんどん進化しているこの時代に、なんか「それいつのだよ!」っていう、でっかいキカイ持ってるシーンが、他にもあったような気がするのです。
これだ!
「めざせ金メダル 新体操物語2」のワンシーンでした。
約10年前の作品。
このキカイはポータブルTVでしたが。
はなしが逸れてすみません。もどします。
で、ネタバレにもなるのでぼんやり書きますが、
閉じ込めた夫を殺す計画を立てるんですね。で、実行。
次、風呂場で水に沈める。
寝間着をどうやって脱がせたかは不明。
目的達成の喜びと、殺人後の恐れと興奮を、おっぱいでなだめる。
というところで、ご登場シーンはおわり。
殺し屋っていう、わかりやすいワル役もさることながら、なんだか今回のワルは「本能むき出し」なところがひしひしと伝わってきました。
飯と女は与えられたものだけど、それを渇望してて、それにがっつくという姿が、わりと鋭く、かつ重いムードで演じられていたような気がするのです。
頼まれた殺しも、多分、逃亡のきっかけとなった殺しも、ただ自分がチンピラだからやっただけだと思うのです。
本当に人を殺しても平気な人ではなくって、だから殺した後に怯えたり、隠れているところが見つかったときには威嚇したりと、「悪いけど弱い→人間くさい→本能むき出し」な殺し屋に見えました。
まぁ、久々にカラミのシーンが見られたので、ファンの皆さんにおかれては、血行が良くなったのではないかと思われます。これからの季節にいいですね!
ということで、只今絶賛リリース中です!是非ごらんください。
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